feeveraの想い─ “安心できなかった心”に寄り添いたくて
こんにちは。
feevera(フィーヴェラ)を運営している ゆら葉(Yura Ha)です。
このページでは、わたしがfeeveraという名前に込めた想い、
そして「どんな人に、どんな気持ちで届けているのか」を、過去の自分に語りかけるように綴っています。
「家にいても、心が休まらなかった」わたしの原点
わたしは北海道の田舎に生まれました。
幼いころ、両親が離婚し、父と祖父母の家庭で育ちました。
家にいるのに、心が休まらない。
安心できるはずの場所で、どこかいつも緊張してしまう。
父は、わたしが小さな頃はドライブに連れて行ってくれる人でしたが、小学6年生のころに引きこもりになり、わたしに冷たくなってしまいました。
それから父とはほとんど話さず、友達が家に来るときには父を隠すように過ごしました。
祖父は職人として尊敬する存在でしたが、祖母は優しいけれど過干渉なところもありました。
わたしには兄弟がおらず、その分、たくさん友達を作ろうと努力しましたが、人一倍気疲れする性格でした。
進路を考える年頃になっても、家庭の事情や体調不良から自分のやりたい道を諦めることが多くありました。
高校の頃から「眠い」が口癖のようになり、授業中も意識が飛びそうになりながら座っていました。
朝は体が鉛のように重く、心臓がドキドキして、息が詰まるような日々でした。
そんな中で父が事故で片腕を失ったこともあり、わたしの心はさらに揺れました。
心療内科での絶望
高校を卒業後、進学を諦め、体力系の公務員試験を突破しましたが、
入った学校の初日から、心臓はバクバクし、微熱と頭痛に襲われ、何もかもが苦痛でした。
結局、わたしはすぐにその道を諦めました。
「もう生きられないかもしれない」──
そんな思いで、一人で隣町の心療内科を訪ねました。
勇気を出して、自分の辛さを必死に話したのに、医師はこう言いました。
「それはただの挫折だよ。とりあえずセイコーマートで働きなさい。」
わたしは、その一言で、自分の苦しみも恐怖も全て否定されたように感じました。
それ以来、病院を簡単には信じられなくなってしまいました。
「整えなければ、守れないものがある」と気づいた日
その後、わたしは地元を離れ、札幌へ出ました。
新しい場所で、一から自分を作り直したかったからです。
インターネットビジネスにも挑戦し、中国輸入やヨーロッパからの輸入販売、地域活性化の活動などを手がけました。
仲間に恵まれることもありましたが、裏切られたと感じることも、自分が限界を迎えて手放さざるを得ないこともありました。
「寝る以外はすべて仕事」と思い込んで頑張ってきたけれど、現実は違いました。
体が健康でなければ、自分のビジネスを動かすこともできない──
一つ一つ手放す中で、「体は資産だ」と痛感するようになりました。
わたしは、自分のストレスや過去の家族の問題に向き合う中で心理学に興味を持ち、
民間の心理カウンセラーの資格を取得しました。
国家資格を取るには大学へ行かなければならず、経済的に難しかったからです。
人と話すことにはまだ自信がないけれど、相手の立場に寄り添う優しさを強みに、
「同じように生きづらいと感じる人の役に立ちたい」と思うようになりました。
もし困っている方がいたら、こんなわたしでよければ、話を聞かせてください。
わたしは行きます。あなたの話を、ちゃんと聴きたいと思っています。
feeveraのはじまりは、一本の天然竹ヘアブラシから
わたしが天然竹のヘアブラシに出会ったのは、輸入ビジネスの活動の中でした。
頭皮が硬くなっていたわたしには、よくある球体ピンのブラシでは物足りず、
シャープな竹ピンが心地よく頭皮に触れる感覚に、初めて「ほっとする」感覚を覚えました。
髪をとかす時間が、ただの身だしなみではなく、
自分をいたわり、自分に戻る大切な時間になっていきました。
それが、feeveraのはじまりです。
feeveraという名前に込めた想い
feevera(フィーヴェラ)は、
「feel(感じる)」と「primavera(春)」を組み合わせた造語です。
北海道に住むわたしにとって、春は特別な季節です。
寒さと暑さのはざまで、ふんわりとやわらかい空気に包まれる季節。
春のようなやわらかな光や、そっと背中を押してくれる風のように、
feeveraを通して安心を届けたいと願っています。
feeveraが届けるもの
feeveraは、心の居場所をつくる、HSPのためのセルフケアブランドです。
家にいても心が休まらず、生きづらさを抱えてきたわたし自身の経験から、
同じように「ひとりで抱え込んでしまうHSPの方」に向けて活動しています。
feeveraは、心を休めるための情報と、ひとりにしないつながりを届ける場所。
「がんばる」よりも「ととのえる」暮らしを。
心がほっと息をつける、安心できる居場所でありたいと思っています。
現在feeveraでは、以下のようなセルフケアのためのPDFを中心にお届けしています。
感情が乱れたときのチェックリスト
気持ちを切り替えるための習慣リスト
心を落ち着ける、やさしい趣味のヒント集
どれも、「かつてのわたしが必死に探していた」ツールばかりです。
涙が止まらなかった夜。
何も手につかなかった日。
自分を責め続けていた時間。
そんなとき、そっと寄り添える、心の居場所でありたいと願っています。
これからのfeevera
わたしは今でも、自分を「失敗作」だと感じることがあります。
「生まれてこなければよかった」と思う日も、まだあります。
それでも伝えたいことがあります。
生きづらさを抱えていても、生きていていいんだ と。
家庭で安心できず、常に気を張って生きてきた経験は、アダルトチルドレンとしての苦しみそのものでした。
人に頼れず、一人で抱え込むことで、心も体も限界を迎えることは少なくありません。
だからこそ、feeveraは「セルフケア」という形で、その重さを少しでも軽くするお手伝いをしたいと思っています。
無理にがんばらなくてもいい。
努力が報われない日があってもいい。
でも、自分を大切にすることだけは忘れないでほしい。
わたしが本当にやりたいのは、一人ひとりに寄り添うことです。
オンライン相談も、日常に取り入れられるPDFやセルフケアアイテムも、すべては「安心できる居場所」をつくるための活動です。
アダルトチルドレンや生きづらさを抱える人にとって、セルフケアは「心を守る小さな盾」になれる。
その実感を、feeveraを通して届けていきたいと考えています。
最後に、あなたへ
アダルトチルドレンであること、生きづらさを抱えることは、弱さではありません。
その繊細さや感受性は、確かに「人に寄り添う力」でもあるのです。
安心できる場所がなかった人こそ、これからは「自分の心に安心を届ける人」になってほしい。
feeveraは、そのための小さな居場所であり、セルフケアという選択肢をお届けしています。
どうか、自分にやさしくできる時間を忘れないでいてくださいね。
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